一般的に防音ケージは高額なので導入を検討する際、新品を購入するのか中古を購入するのか、はたまた自作するのか、迷う方も多いと思います。
結論から先にお伝えすると、防音犬小屋レンタくんをご利用いただくのが最善策です。
今回の記事は宣伝ぽい内容になってしまいますが、事実です。
だから当店のレンタルサービスには自信があります。
時間がない方は目次だけでも目を通してみてください。
きっとご納得いただけると思います。
もくじ
防音ケージを購入する場合の懸念点
まとまったお金が必要
防音ケージは高額です。出来上がったものだけを見ていると材料代と手間賃だけみたいなイメージがあるかもしれませんが、実際は他にも色々と間接的にお金がかかっているからです。
例えば、材料といっても料理の具材みたいに冷蔵庫に入るような大きさではありません、2mとか大きくて6m近くある材木です。もちろん材料だけでなく、防音ケージ自体も大きいので在庫保管場所や作業場を借りるとなると、かなり広いスペースが必要で家賃が結構かかります。そのくせ毎日何台も注文が入るかと言えば全然そんな需要はありません。注文が少ないということは材料や在庫が場所だけとって回転しないので非常に家賃の費用対効果が悪いのです。
人を雇うにしても音漏れしないように作るには正確に寸法を測って木を切ったり削ったりする必要があり、ある程度技術をもった職人さんを雇わなければいけません。刃物や電動工具を扱ったり危険を伴うので素人のアルバイトさんは怖くて雇えません。量産しようと思えば一日日当3万円が相場といわれる大工さんを数名雇わないといけないのであっという間に原価が高くなってしまうのです。
そして極めつけは製作時間です。防音ケージはプロの大工が作っても時間がかかります。日当3万円だからといって一日に何台もできるわけではありません。接着剤や塗料の乾燥に時間を要したり、木には一本一本クセがあるのでそれを見極めてあとで狂いが少なくなるよう丁寧に下処理をしたり、どこにどんな木を使うか考えたり、パーツごとに微調整をしながら単純なようで個体ごとに微妙にやり方を変える必要があるため全然単純ではなく経験がものをいう世界で、どうしても様々な工程で時間がかかります。時間がかかるということはそれだけお金がかかるということ。
その他にも電動工具は馬力のあるものをバンバン使うので電気代も結構高くつきます。細かいものを言い出せばまだまだきりがないですが、このようにいろんな事情があって、ある程度しっかりした防音ケージをつくるにはどうしても販売価格が高くなってしまうんです。
愛犬、愛猫が中に入ってくれないかも
犬は狭くて暗い場所を好む傾向があるので上手くしつれば難なく使用できるケースがほとんどですが、ひとえに犬や猫といっても様々な性格のわんちゃん、ねこちゃんがいるのも事実です。
せっかく購入したのにペットが中に入ってくれなかったら目も当てられません。愛犬や愛猫がどうしてもケージの中に入ってくれないケースも十分考えられるので防音ケージを購入する場合は事前に愛犬、愛猫の性格を見極める必要があります。
まだ子犬だから環境に慣れていないだけかも
家族に迎えたばかりの子犬は環境が変わった不安や、いっぱいかまってもらえたことで甘えて要求吠えをすることがよくあります。子犬のうちのこういった無駄吠えは飼い主さんが毅然とした態度でしつけに臨めばすぐに解決することが多いです。愛犬の状態は日々刻刻と変化するものですので防音ケージを購入する場合はよく検討する必要があります。
愛犬があとどれくらいがんばってくれるかわからない・・・
「老犬だけどまだまだ元気だから、うちの子は強い子だから・・・」と思っていても痴呆などの症状を抑えるために処方される睡眠導入剤などは老犬の体に負担を強いるものも多く、老化が急激に進行することがよくあります。
発注して商品が届くまでに不要になることも・・・
防音ケージを購入する場合、受注生産だと一度発注すると途中でキャンセルすることができないケースがあります。万一、発注して商品が届くまでの間に防音ケージが不要になってしまったらかなり手痛い出費となってしまいます。
防音ケージは中古で十分?
防音ケージはタイミングがあえばフリマアプリやオークションサイトでも出品されることがありますが個人売買はそれなりのリスクがあることを知っておいてください。
中古でもまとまったお金は必要
中古とはいえ、相場は新品価格の3割引き程度(状態によっては4割~5割引き程度もあります)なのでまとまったお金が必要であることは否めません。
「購入費用は一時的な出費で、使い終わったらフリマアプリで売却すればいい」という考えもあるかと思いますが、その場合のリスクは次の章でまとめていますのでぜひご一読ください。
写真で見るより汚い、掃除やメンテナンスがされていない
個人売買されている商品は現状引き渡しがほとんどでフィルターやケージ本体の清掃、換気扇の内部までメンテナンスされているケースは稀です。思ったより状態が悪いこともありえますので心配なら出品者に事前に細かく確認することをおすすめします。
自分で修理する必要がでてくることも
無垢の木材を使用しているものは個体差があるものの、温度や湿度、季節によって木自体が縮んだり膨らんだり反ったりしますので使用しているうちに不具合が出てくることがあります。
また、いくら頑丈な造りでも木は数年使っていたら必ず傷みやヘタリが出てくるのでメンテナンスは必須。
中古で購入する場合はどれぐらい使用されたものか、本当に不具合はないのか確認するようにしましょう。
金額が大きいので詐欺にあう危険も
- 送料込みなのに着払いで送られてくる
- 料金支払い後に商品が届かない
- 写真と違う商品が届く
こういった詐欺は稀ですが実際に起こる可能性は否定できません。有事の際はフリマアプリやオークションサイトの運営会社が仲裁することが多いですが状況を説明したり証拠を準備したりと無駄な労力がかかってしまうリスクが伴います。
また、法的に言えば、フリマアプリは商品を売買する「場」を提供するサービスであって商品の売買契約は出品者と購入者との間に直接成立し、アプリ運営会社は売買契約の当事者にはなりません。
大手フリマアプリの規約では、商品等でトラブルが起きたら当事者間で解決する(アプリ運営会社は責任を負わない)と定めています。
つまり、アプリ運営会社に金銭的な被害を訴えても一切保証はされません。
サービスの運営上、必要だと判断された場合は、アプリ運営会社が取引のキャンセルや返金のサポートをすることもあるようですが、あくまでサポートであって安全が確約されるものではありません。百々のつまりは自己責任という、リスクを伴う取引であるということを認識してサービスを利用する必要があります。
余談ですが、消費生活センターも、個人間取引で起きたトラブルは相談の対象外となっているので注意しましょう。
「防音」という言葉に惑わされ粗悪品をつかむ可能性も
フリマアプリなどでよく見かけるハンドメイドのものの中には単に板で囲ってあるだけの防音効果もなにも検証されていない粗悪品がまぎれています。価格も相場より安価ではあるものの数万円という決して安くはない価格です。
こういった粗悪品は極端な話、木製の犬小屋に扉をつけただけ(むしろこっちの方が高価)なので当然、防音材や吸排気機能を備えた換気扇も使われておらず塗装すらされていません。原価で言えば1万円でおつりがきます。あくまで目算ですが、ひどいものだと材料費3,000円ぐらいです。
とにかく安くて簡易的なものでいいのであれば近くのホームセンターで木製の犬小屋と板を一枚買って丁番でくっつければいいだけです。ドライバーひとつでできますのでDIYで十分です。もちろん、おススメはしませんが。
とにかく安く済ませたいという気持ちはよくわかりますが、「防音」という言葉だけに惑わされて粗悪品を掴まないよう注意しましょう。
防音ケージは不要になったらフリマアプリで売却?
修理が必要になったら?
組立てや解体をする際、ネジ穴が破損したり、ぶつけて木の接合部が剥がれたり、愛犬が噛んで暴れて壊したり、粗相跡がシミついて汚れたり、換気扇の内部を掃除しようとしてパネルを割ってしまったり・・・
実際に防音ケージを使用してみるとわかると思いますが、防音ケージは大きくて重く扱いにくい、かつ、愛犬も中で暴れたり噛み壊したりどんな行動をするか予測ができません。
わずか数日の使用でも破損個所がでて修理が必要になることはよくあります。汚れはなんとかなるとしてもネジ穴の破損や換気扇の破損など使用に支障をきたす破損は自分で修理できないと再販売は難しくなります。
【盲点】大手フリマアプリで利用できる大型家具の配送サービスは利用不可
ネット上になかなか情報がないので知られていませんが防音ケージを個人売買すると、水面下では様々なトラブルに見舞われます。
なかでも特に注意しないといけないのが発送方法。
某フリマアプリで利用できる大型家具の配送サービス(名称は各社アプリによって様々ですがサービス自体はヤマトホームコンビニエンスによる「らくらく家財宅急便」です)
このサービスは梱包からお願いできるというのが売りなので防音ケージにはぴったりな配送方法と一見勘違いしやすいのですが、実は中古のペット用ケージは配送不可ということをご存知でしょうか。
ヤマトホームコンビニエンス(お取り扱い基準>取扱いできない商品>商品例>その他>使用していたドッグケージ)
https://www.008008.jp/transport/kazai/
※実際に何度か電話でも確認していますが新品でメーカーによる梱包がされているもの以外は配送不可とのことでした。なので仮に新品だというウソをついで発送しても解体や梱包は自分でする必要がありますし、梱包方法によっては個口数が増えて料金が何倍にもなる可能性があります。
気になる方は下記から直接問い合わせてご確認ください。
ヤマトホームコンビニエンス(お問い合わせ)
https://www.008008.jp/contact/
ちなみに、ヤマト運輸や佐川急便も1つが50kgを超えるようなものは配送不可です。これは運送法という法律で決められているのですが、防音ケージは大きくて重いので分解できるものじゃないとこの法律にひっかかることがあります。
荷主が個人でも大型商品を配送してくれる運送会社は基本的にヤマト運輸か佐川急便しかないのでこの2社で発送できない場合は引っ越し業者かチャーター便を使うしかありません。(福山通運や西濃運輸は個人と取引してくれませんし郵便局は30kg以上のものは取り扱ってくれません)
つまり、バラせない防音ケージは配送でつまずく可能性が高く、バラせる場合は自分でバラして梱包しないと配送費は最低でも数万円かかる可能性が高いです。
このことを知らずに出品されている方を多数見かけますが、出品して売れていざ発送するときに予定していた発送方法で発送できず慌ててあれこれ調べるも結局自分でバラして梱包して発送するはめに・・・なんてことはよくあること。
防音ケージはバラしてもひとつひとつが大きいのでサイズの合うダンボールなど梱包資材を探したりするだけでも一苦労です。梱包が不十分だと配送中に破損することもあるので破損したらさらに手間が増えます。
※ここに記載していることはすべて実体験によるものです。
※運送会社も忙しいので重さやサイズを毎度毎度すべて厳格にチェックしているわけではないようです。集荷に来たドライバーにおおめに見てもらって運良くセンターや配達店の目をすり抜けて無事届けることができる場合もあります。ただ、大きいし目立つのでおすすめはしませんが参考までに。
知らない人と取引する不安や手間
フリマアプリやオークションサイト上にはマナーの悪い人や取引に不慣れな人も参加している可能性があり、思わぬトラブルへ発展する可能性があります。
特に防音ケージは大きく重い商品なので送料が高く、直接取引をもちかけられることが多いです。直接取引をする場合、知らない人と会ったり家を知られるリスクがあり女性は特に注意する必要があります。
近くで待ち合わせする場合も重たい荷物をそこまで運ぶ必要がでてきますし、運んでいる最中にモノにぶつけて破損でもしたものなら目も当てられません。
また、取引相手からすれば引き取り場所自体初めて行く場所である可能性も高く、約束の時間を大幅に遅れてきたりすることはよくあります。
直接の引き渡しは想定以上に時間がかかったり思いもよらないトラブルが起こる可能性があることも知っておいてください。
商品説明不足が原因でクレームや返品されるリスク
フリマアプリなどで防音ケージを出品する場合は、販売価格が高額になりがちなので商品説明文もしっかりと考えて出品しないといけません。
個人の感覚というのは実に様々で自分では「これぐらいは大丈夫だろう」と思っていても相手は「ひどい!聞いてない!」と怒る人もいます。
また、マナーの悪い人やモラルが低い購入者に当たってしまった場合、商品が気に入らないからといって細かい傷を理由にして返品を求めてきたりする可能性もあります。
こういったトラブルが生じた場合、こちらに非がないことを立証するのは意外と難しく、フリマアプリは基本的に商品に説明のない不具合があった場合は返品に応じないといけないので特に注意が必要です。
発送後に受け取り拒否されるリスク
そんなのアリですか?と問いたくなるかもしれませんが、フリマアプリは購入者が受取ましたというアクションをおこすか、指定された発送方法の追跡番号で受け取ったことが確認できないと売上金が販売者に入ってくることはありません。つまり、どんなに理不尽でも相手が商品を受け取らない限り商品は返送されてきますしお金も入ってこないのです。往復分の送料だけ負担させられて泣き寝入りです。
防音ケージは本当に必要だと思っていても突然愛犬が亡くなったり、なにかが原因で無駄吠えをしなくなったりと、突然不要になることがよくあります。要するに購入者もよく心変わりします。
防音ケージは基本的に高額ですし、突然不要になったら受け取り拒否をして一方的に取引を破談にされるリスクがあることも知っておいてください。
防音ケージは処分するのも一苦労
地方自治体によって取り扱いが変わってきますが、基本的に防音ケージに使用される防音材は産業廃棄物、木の部分は大型可燃ごみや粗大ごみに該当するので処分する場合は