老犬にいい食材・わるい食材

老犬の手作りご飯に向いている食材

炭水化物源

白米

消化がいいので老犬、高齢犬に限らずお腹の調子が悪い時に向いている食品。ただし、発芽玄米やオートミールなどと比べると GI 値が高いため太りやすく肥満犬には不向き。

発芽玄米

普通の玄米は犬にとって消化が悪いが、発芽玄米は発芽しているので消化しやすい。食物繊維やビタミン B 群も豊富。

オートミール

白米に不足するビタミン B 1を多く含むため疲れやすくなっている老犬に向いている食品。食物繊維も豊富で、腸内環境をよくし消化をサポートしてくれるので効率よくエネルギー補給ができる。食事量が減ってきた老犬にもおススメ。

さつまいも

豊富な栄養素を含み、主要成分はでんぷんでできているためエネルギー補給食品として古くから利用されている。

タンパク質源

鶏のササミ肉・むね肉

低脂肪高タンパク食材の代表格。少量で効率よく必要なたんぱく質が摂取できるほか、体を温める性質もあるので代謝を上げるのにも向いている。

白身魚、サーモン

良質なタンパク質を含む食材。とくにサーモンは良質なフィッシュオイルも一緒に取れたるため認知能力低下の防止に一役かってくれる食材。痴呆が心配な場合はおすすめ。

カッテージチーズ

牛乳のたんぱく質だけを集めてできるのがチーズ。中でもカッテージチーズは高たんぱく低脂肪、かつカルシウムも多く含み消化に良いので老犬におすすめの食品。

脂肪源

フィッシュオイルなどの魚油

EPAやDHAが豊富で脳の働きをよくする。被毛の健康や炎症の管理にも役立つ。

卵黄、鶏皮などの動物性脂肪

鶏の脂は動物性脂肪ですが植物性の特性があり消化吸収にいい脂。鶏皮には皮膚に重要な亜鉛も豊富に含まれる。

ビタミン・ミネラル源

野菜、海藻など

野菜は生のままだと腸内でガスが発生しやすいが、さっと茹でることで腸内環境を整えることができる。

老犬の手作りご飯に向かない食材

老犬の手作りご飯に向かない食材

老犬に絶対に与えてはいけない食材

たまねぎや長ネギ、ニラ、にんにく類

アリルプロピルジスルフィドという成分が赤血球を破壊し貧血を起こす。大量に食べると血尿、下痢、嘔吐、発熱などを引き起こす可能性が高まり危険です。

生の魚介類、甲殻類(エビ、タコ、イカ、カニ、魚)

チアミナーゼという酵素がビタミンB1を破壊し神経障害を引き起こす可能性があるため危険です。

鶏の骨

鶏の骨は噛んで割ると縦にさけやすく、危険です。尖った針を飲み込んでしまうようなものなので絶対に与えないでください。

チョコレートやコーヒーなどのカフェイン

カフェインやデオプロミンという成分が心臓や中枢神経を刺激し、血圧上昇、不整脈、ひどい時は嘔吐、下痢、発熱、けいれん発作などを引き起こします。室内飼いの場合は机の上に置いたりしないよう注意してください。

キシリトール

少量でもインスリンが急激に分泌され低血糖や肝不全を引き起こします。散歩中にガムを拾い食いして亡くなったケースもあるので注意してください。

ぶどう、レーズン

ブドウの皮の成分によって腎不全を引き起こします。果肉であっても危険ですので与えないでください。

香辛料

犬には味付けは不要です。香辛料に対する耐性もないため肝臓障害などを引き起こす原因になります。与えないでください。

老犬には注意が必要な食材

生肉

有害な細菌や寄生虫が多く存在しているため必ず火を通してから与えてください。老犬は免疫機能が落ちてくるので危険です。

レバー

ビタミンAが多く含まれているため犬にとっては過剰摂取になりやすく注意が必要です。過剰摂取は関節炎や食欲不振につながりますので与えすぎないよう注意してください。

エンドウ豆などのマメ科野菜

生のままだとトリプシン・インヒビターという毒性のある成分が原因でお腹を壊します。特にシベリアンハスキーなど耐性をもっていない犬種に与えてしまうとアレルギーを起こしてしまう可能性があります。加熱処理されている場合は良質なたんぱく源には成りえますが、植物性のため消化も悪く、老犬にとってはおすすめできない食材です。

ほうれん草

シュウ酸が多く含まれているため生では絶対に与えないでください。茹でると多少シュウ酸を減らすことは可能ですが与えすぎはシュウ酸カルシウム尿石症の原因となりますので注意してください。

アボカド

ペルジンという成分が胃腸に負担をあたえるので老犬には向きません。

生の卵白

生卵の白身はビオチンの吸収を妨げるため皮膚炎や下痢を誘発します。加熱調理すれば問題ないので必ず加熱してから与えてください。

にぼし、海苔

マグネシウムの過剰摂取になりやすく尿路疾患を誘発するため老犬には適さない食材です。

老犬が食事と併用できるおすすめサプリメント

老犬が食事と併用できるおすすめサプリメント

毎日とるなら

マルチビタミン・ミネラル

商品記載の用法用量を守って食事やおやつと一緒に与えてください。

 

週3から4回が理想

ビタミンE

ビタミンEは免疫力を強化したり脂肪の酸化を防いだりする働きがあります。植物性の油にもまれていますが精製する過程で損失してるのでサプリメントで摂るのが有効的。老犬には特におすすめです。

 

週に2回でOK

EPA・DHA(魚油)

魚に含まれる不飽和脂肪酸の一種。血液をサラサラにしたり脳を活性化する働きがあるため痴呆予防にも期待できます。ビタミン E が一緒に配合されているものがおすすめ。魚油に アレルギーがある場合はフラックスシードオイル(亜麻仁油)でも代用できます。

ペットの騒音でお困りではありませんか?

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