一般的に、小型犬の方が寿命が長く、大型犬の方が寿命が短い傾向にあります。犬の老化はだいたい6~7歳頃から始まると言われ、徐々に体や行動の変化が現れます。愛犬のライフステージに合った暮らし方を見つけていきましょう。
もくじ
犬の老化
中年期(小型、中型7-11歳、大型6-7歳)のシニア犬
人間だと40代~50代ぐらい。見た目はそんなに変らないけど老化は始まっています。
ドッグフードをシニア用に切り替えていくといい時期になります。このころになると人間も愛犬との生活がマンネリ化してくるので散歩などサボりがちになります。でもここで運動をしなくなると筋力が低下し老化とともに寝たきりになってしまう可能性もあるのでアンチエイジングに力を入れましょう。
体の変化
- 白髪が混じり始める
- 歩くのがゆっくりになってくる
- 後ろ足の筋肉が落ち始める
- 歯周病にかかりやすくなる
- 消化機能が衰える
行動の変化
- 散歩の時にリードを引っ張らなくなる
- 落ち着きが出る
- 寝ている時間が長くなる
- 疲れやすくなる
- 新しいものに興味を示さなくなる
高年期(小型、中型12-16歳、大型8-11歳)のシニア犬
人間だと60代~70代。見た目も老化を感じるお年頃です。行動も色々と制限されてきますがここで全く運動をしなくなると老化が急激に進んでしまうので、できるだけ散歩につれていったりその後はマッサージなどケアしていたわってあげてください。
体の変化
- 歩くときにもたつく
- 視力が落ちる
- 毛ツヤが悪くなりボサボサ脱毛が目立つ
- トイレが近くなる
行動の変化
- 食欲が落ちる
- 散歩に行きたがらない
- モノにぶつかる
- できていたことができなくなる
老年期(小型、中型17歳以降、大型12歳以降)のシニア犬
人間だと80代。元気な子もいますが、ほとんどの場合、歩行できなくなるなど要介護状態になります。このころになると病気の症状があらわれて動物病院に行っても体力的に手術を受けるのが難しくなり薬の処方のみになってきます。一緒に過ごせる時間も短くなってくるので精一杯愛情を与えてあげてください。
体の変化
- 耳や目が機能しなくなる
- 歩行困難になる
- ごはんを食べなくなる
行動の変化
- ほとんど横になっている
- 声をかけても反応しない
- トイレが自分でできない
- 夜泣きをする
どんな犬が長生きするのか
犬の長寿命について今のところ科学的根拠はありませんが、よく食べよく動き、あまりストレスのない生活を送っている犬は長生きする傾向にあるようです。もちろん、犬の性格によってもここら辺は個体差が出てきてしまいますし、飼い主が定期的に病院で検診を受けさせていたため病気の早期発見につながり長生きできたというケースもあり一概には言えないのが正直なところです。なので実際に飼い主さんに聞いてみました。
ご長寿犬の飼い主さんに聞いてみた長生きの秘訣