結論

老猫が夜中に大きな声で鳴き続ける「夜鳴き」は、単なる要求鳴きではなく、認知機能の低下(猫の認知症)のサインであることがあります。原因を見極めたうえで、防音ケージなどで音の負担を軽減しながら、落ち着いて対応することが大切です。

なぜ老猫は夜に鳴くようになるのか

猫も犬と同様、高齢になると認知機能が低下することがあります。見当識障害(自分のいる場所や状況が分からなくなる)や、睡眠と覚醒のリズムの乱れから、夜中に大きな声で鳴き続けることがあります。若い頃にはなかった、地の低い唸るような鳴き方に変わることも特徴のひとつです。

具体例

  • 深夜から明け方にかけて、家中に響くような大きな声で鳴き続ける
  • 鳴きながら部屋の中をあてもなく歩き回る
  • 昼間はよく眠り、夜になると覚醒して鳴く(昼夜逆転)
  • 名前を呼んでも反応が薄い、飼い主を見失ったように鳴く

放っておくとどうなるか

健康面

夜鳴きの背景には、認知機能の低下以外にも、甲状腺機能亢進症など治療可能な病気が隠れていることがあります。自己判断せず、まずは獣医師の診察を受けることが重要です。

人間関係

夜通し響く鳴き声は、飼い主の睡眠不足につながるだけでなく、集合住宅では近隣トラブルの原因にもなりえます。

お金

原因を特定しないまま対策グッズを試し続けるより、早めに受診して原因を明らかにする方が、結果的に治療・対策の効率が良くなります。

「歳のせいだから仕方ない」という声について

たしかに、加齢による変化そのものを完全に止めることはできません。

しかし、「歳のせいだから」で片付けてしまうと、治療で改善できる病気を見逃してしまう可能性があります。また、夜鳴きそのものへの対策(生活リズムの調整、防音ケージでの音の軽減など)を組み合わせることで、猫にとっても、家族にとっても負担を減らすことができます。

まとめ

老猫の夜鳴きは、認知症のサインである可能性がある一方、治療可能な病気が原因のこともあります。まずは獣医師に相談し、そのうえで防音ケージのような音の対策を組み合わせることで、家族みんなが穏やかに過ごせる夜を目指しましょう。猫の鳴き声の種類についてはこちらの記事もご覧ください。

老猫の夜鳴きはいつ頃から見られますか?
個体差がありますが、一般的に高齢期(7歳以降、特に11歳を過ぎた頃)から見られやすくなると言われています。
病院に連れて行くべきか迷っています。
夜鳴きが急に始まった、増えた場合は、治療可能な病気が隠れていることもあるため、一度獣医師にご相談いただくことをおすすめします。
防音ケージに入れることで夜鳴き自体は改善しますか?
夜鳴きの根本原因を解消するものではありませんが、音の負担を軽減し、ご家族の負担を減らすことができます。

ペットの騒音でお困りではありませんか?

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